パロアルトネットワークス、クラッチ・セキュリティを約5億ドルで買収へ交渉との報道
パロアルトネットワークスが、イスラエルのサイバーセキュリティ新興企業クラッチ・セキュリティを約5億ドルで買収する交渉を進めていると報じられた。11月5日に報じられた交渉の対象は、人工知能エージェントが利用する認証情報を管理するツールを開発する企業だ。報道が伝えているのは交渉であり、買収契約の締結や買収の完了ではない。 クラッチは、ソフトウエアが他のシステムにアクセスする際に使う認証情報である「非人間アイデンティティー」を専門としている。同社による技術の説明では、APIキー、シークレット、サービスアカウント、トークン、証明書がその例として挙げられている。同社の手法には、リアルタイムでのアイデンティティーの確認や、有効期間の短い認証情報の利用が含まれる。共同創業者で最高経営責任者のオフィル・ハルチェン氏は「非人間アイデンティティーのセキュリティーに向けた当社独自のゼロトラスト手法は、企業顧客の深い共感を得ている」と記した。 報道によると、パロアルトはうわさや憶測にはコメントしないと述べた。クラッチはコメントの要請に回答していなかった。いずれの対応も両社が取引で合意したことを確認するものではなく、報じられている価格は引き続き約5億ドルだ。 クラッチは2025年1月29日の発表で、シグナルファイアが主導し、既存投資家のライトスピード・ベンチャー・パートナーズとマーリン・ベンチャーズが参加したシリーズAラウンドで2000万ドルを調達したと説明した。これにより累計調達額は2850万ドルとなった。当時、同社は資金を営業と市場の拡大、研究と製品開発、従業員の増員に充てると述べた。これらは以前の資金調達ラウンドについて同社が示した計画だ。

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